前回は、中高生の頃の私が抱えていた「心残り」と、
今の中高生たちにしつもんメンタルトレーニングを届けたい理由について書きました。
今回は、2児の母である私自身の心が、
「しつもんメンタルトレーニング」によってどのように救われ、変化していったのか。
母としての視点から綴ってみたいと思います。
2児の母として背負っていた「しんどさ」からの救い
私は、2人の子どもの母でもあります。
親としての責任や、子どもの将来に対する願いと不安。
「いいお母さんでいたい」「ちゃんと育てなきゃ」という思いが強く、
- 自分のことを後回しにしてまでがんばりすぎてしまう
- 子育ての「正解」を求めすぎて現実とのギャップに苦しくなる
- 積もり積もった不安やイライラを我慢しきれず、家族にぶつけてしまう
自分ばかりが頑張っている様な気になり、イライラしたり辛くなったり
そんな風に思ってしまう自分に落ち込むこともありました。
しつもんメンタルトレーニングに出会ったとき、
一番大きく変わったのは「親としての私の心」だったかもしれません。
子どものためを思うなら、まず自分を大切にしなくちゃいけない。
親も完璧じゃない、一緒に悩み、考え、成長していけばいい。
そう思えるようになったことで、
肩に力が入りすぎていた、母親としての自分の気持ちがふっと軽くなっていきました。
講座のしつもんを通して、
- 子どもとどんな関わり方をしたいのか
- 子どもたちにどんな力をつけてほしいと願うのか
- 親として、人として、どんな自分でありたいのか
すぐには答えが出なくてもとても大切なこれらの問いと向き合う時間は、
「子どものため」でもあり、「自分自身のため」でもあると感じました。
毎日の中で生きてくる「しつもん」
「しつもん」の良さは、
講座の日だけで終わらないところにあります。
誰かに聞いた「答え」は、そのとき感激したり感動しても、
案外、内容はあまり記憶に残らなかったりします。
でも、「しつもん」されると、その答えがすぐに思い浮かばなくても、
自然と脳は答えを探し始めると言われています。
そして、ふとした瞬間にその答えが思いつくことがあったり、
いつまでも答えを探し続けるような「しつもん」として自分の中に残り続けるもあります。
そして、「しつもん」には「良いしつもん」と、「良くないしつもん」があり、
「良いしつもん」ができると、関係性が良くなっていきます。
自分との関係性もそうですし、
大切なお子さんやご家族、友人知人、仲間、お仕事関係の方々に対しても。
それを知ってから、私はできるだけ「良いしつもん」を使う様に心がけていることで
元々ネガディブで後ばかり気にして引きずっていた過去の自分からは想像できないくらい
毎日が充実しているのを感じています。
例えばこんな問い
「今日は誰にどんな感謝を伝えたい？」
「今のうまくいっていることはなんだろう？」
と、ふとしたときに自分や家族に投げかけてみる。
それだけで、小さな幸せに気づきやすくなったり、
「できていないところ」より「できているところ」に目を向けられるようになり
自分の心があたたかくなるのを感じられると思います。
おわりに
中高生の頃の私が感じていた「もっと言葉にできていたら」という思い。
子育ての中で抱え込んでしまった、親としてのしんどさ。
それらを前向きに変えてくれたのが、
しつもんメンタルトレーニングとの出会いでした。
今度は私が、その人らしく輝けるよう
子どもたちや保護者の方々に“しつもん”を届けていきたいと思っています。
香りとしつもんで心と体を整え、
「自分らしく生きる力」を一緒に育んでいけたら嬉しいです。
「子どものために、まず自分を整えたい」お母さんへ
子どものことを思うあまり、自分を後回しにしてしまいがちな方にこそ、一度立ち止まり、自分の気持ちや願いを“しつもん”を通して見つめ直す時間を持っていただきたいと感じています。
オンラインで受けられるしつもんメンタルトレーニング講座では、「子どものやる気を引き出す」をテーマに子どもとの関わり方や声のかけ方、自分自身と向き合う時間として、忙しい毎日だからこそ自分を振り返り整理する時間として活用いただけると嬉しいです。
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“しつもん”を届ける側になりたい方へ
ご家庭や学校、スポーツ現場などで、しつもんメソッドを日常的に活かしていきたい方には、「しつもんメンタルトレーニング インストラクター養成講座」もご用意しています。
子どもたち一人ひとりの「自分らしさ」を引き出す問いかけを身につけ、周りの方と分かち合っていきたい方は、ぜひ一度ご覧ください。
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