試合や大会が終わったあと、
うまくいかなかったプレーばかり思い出してしまう。
そんな経験をしたことのある選手は少なくありません。
「あのミスがなければ…」
「自分のせいで負けた気がする」
胸の奥に残る悔しさを抱えたまま次へ進もうとすると、
どうしても心にブレーキがかかってしまいます。
しつもんが、気持ちの向かう先をそっと変えてくれる
しつもんメンタルトレーニングでは、
“失敗を責める”のではなく、
その出来事を「次につなげる材料」に変えていく時間になります。
うまくいかなかったことに対して、その気持ちを押し込めたままだと、未来への道が見えにくくなります。
そこで、その時のことを振り返り、自分の言葉で少しずつ外に出していくと、
感情や想いが整理されていき、次の一歩が見えていきます。
次につなげるための3つのしつもん
ここでは、気持ちを整理するきっかけになる
“3つのしつもん”をご紹介します。
※講座では、ワーク形式で行いますが、ブログでは私が作った「しつもん」をご紹介しています。
1．一番悔しかった場面はどこ？
まずは、悔しい気持ちを否定せず、そのまま言葉にします。
・どんな場面で
・何が起こって
・自分はどう感じたのか
感情を閉じ込めたままでは、整理が進みません。
「悔しい」と言葉にしたその瞬間、しんどくなったり、辛くなってしまうこともあるかも知れませんが、
感情の大きさは次の一歩へのエネルギーに変わるので、一度自分の中から湧き起こる感情を感じてみてください。
2．その中で“よかったところ”を挙げるとしたら？
うまくいかなかった試合にも、必ず「できたこと」が混ざっています。
・最後まで走り切れた
・声を出し続けた
・失敗後に立て直そうとした
ほんの小さなことでも、できたことは必ずある。
そこに目を向けて、自分を認めることも次につながる大切な視点の一つになる。
3．もう一度同じ場面が来たら、次はどうしたい？
視点が未来へ向いたとき、反省は「作戦会議」に変わります。
・次はどんなプレーをしたいのか
・そのために今からできることは何か
２であげた内容をより強化することや、新たに自分にできること、また、今日から力を入れて取り組みたいことなどここでどんどんアイデアや作戦を出して、次に繋げていくことが大切。この時に、１のしつもんで沸き起こった感情を次への推進力として、使っていけるように、ステップを踏んで反省会ではなく、作戦会議を行なっていくことをお勧めします！
ここからは、私自身の体験のお話です
実は、講師である私は元々「人前で話すこと」がとても苦手でした。
何か言わなきゃと思うと急に頭が真っ白になって言葉が出てこない。
うまく話さなきゃと考えすぎて、何を言っているのかよくわからなくなり、何度も落ち込んできました。
そんな自分を変えたくて、あえて話す機会を自分に課して、
少しずつ場数を踏んでいくうちに、気づいたことがあります。
“完璧に話さなくていい”
“今、思ったことをそのまま言葉にしていいんだ”
そう思えるようになってから、
人前で話すことへの苦手意識は、少しずつ小さくなりました。
そして、しつもんメンタルトレーニングでは、３つのルール
「答えは全て正解」「わからないも正解」「他の人の答えをそうだよねと言って受け止める」があり
さらに、しつもんの答えを、一旦、考えて紙に書き出す時間があり
その後にシェアし合うので、
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な選手にはとっては特に
安心して「言葉にしてみよう」と思える場所になるのでお勧めの講座です。
少人数だからこそ、安心して話せる講座です
オンライン講座は少人数制で開催しています。
初対面の方でも、安心して言葉を探せるよう、雰囲気づくりにも気を配っています。
お一人での参加はもちろん大歓迎。
参加者が少ない日は、まるでマンツーマンのように
その方のペースや状況に寄り添いながら進めています。
友人やチームメイトとのご参加も、もちろん
・自分の力で気持ちを整理したい
・この一年を振り返りたい
・来年の自分をより飛躍させたい
そんな方にぴったりの時間になります。
未来の自分を変えていきたい方へ
試合の悔しさも、うまくいかなかった瞬間も、
しつもんと対話を重ねることで、
未来へ進むための大切な材料に変わっていきます。
あなたが今年積み重ねてきた努力を、
来年につなげる力へと育てていく時間を、
ぜひご一緒できたら嬉しく思います。
▼12月のオンライン講座・特別企画のご案内
詳細はこちら
